数千年もの間、振り続けた雨
あらゆる生命に、不可欠な資源といえば『水』です。
「水」の誕生は、約46億年前に太陽系ができた頃に遡り、
直径1〜10kmほどの微惑星が高速で衝突を繰り返し、原始地球(最初の地球)が生まれたのでした。
微惑星の衝突の際に、運動エネルギーが熱エネルギーに転換されて、原始地球の地表は、2000℃以上にの高温になりました。
それにより、クレーター(衝突によって生まれる穴)内の岩石が溶けて、地表を覆い、高温マグマの海、すなわち『マグマオーシャン』が原子地球を覆いました。
それから6億年ほど経つと、地球が冷え、マグマオーシャンも消滅したのでした。
地表の温度が約500℃まで下がると、水蒸気が集まって、雲になり、大量の雨となって、数千年の間地表に降り注ぎました。
この雨によって地表の温度は、さらに下がり、水が溜まって、『原始海洋』と言われる海洋になり、
これこそが『水の始まり』なのです。
『生命誕生の源』の原始海洋
原始海洋は、現在の海と違って、硝酸などが溶け込んでおり、温度も100〜200℃と非常に高温でした。
一方で、この頃に出来た海水の量は、現在の地球に残されている水と、ほとんど変わらないと言うので驚きなのです。
雨が降る中で、大量の水蒸気が、大気から取り去られ、代わりに大量の二酸化炭素が大気を覆うようになります。
この二酸化炭素は、時間を掛けて海水に取り込まれ、地球環境は大きく変化しました。
こうして生まれた海の大量の水は、地球の自転による温度変化を小さくし、
約38億年前の『生命誕生』のきっかけとなったのでした。
知っているようで知らない、水の話があります。
『海は、雨から出来た』と言う話
地上で、熱せられた水は、水蒸気となって上昇していき、地球を包み込むほどに分厚い雲となりました。
そして、地球に初めての雨が降り注ぎ、そこから長期にわたって降り続いたことにより、
『K(カリウム), Fe(鉄) , Ca(カルシウム), Na(ナトリウム), Cu(銅)』などの岩石に閉じ込められていた様々な有機質を溶かし出していったとされています。
すなわち生命の源となる、多くの物質を含んだ海は、雨から出来ているのです。
『水と様々な要素が組み合わされ、生命が誕生』した話
様々な物質が岩石から溶け出し、海へと集まっていった。
その中に、生命の源がたくさん詰まっており、
そこに環境的な外部要因が加わることで、生命が誕生したのでした。
『有機物』
『潮の干満』
『地殻の熱エネルギー』
『空中放電の電気エネルギー』
これらのうちどれか1つを欠いても、生命は誕生しなかったとされているのです。
生命とは、まさに奇跡の産物なのです。
人間と水の関係
私たち、人間を例に取ると、
新生児であれば、体重の80%が、
成人であれば、55〜60%が水分でできています。
飲んだ水は、腸から吸収され、血液などの『体液』となります。
体液は、全身を循環し、酸素などの栄養分を細胞に届けてくれますね。
また、それだけでなく、溜まった老廃物を尿として、排泄する役目もあります。
そのほかに、汗も重要な役目を持っています。
夏場などにて、体温が上がると、汗を出すことで放熱し、体温を一定に保ってくれているのです。
今回は、水とは?の基本的な話でした。
水の成り立ちから、人間にとっての水の存在と不可欠な関係性を仕組みから理解することで、
より一層、私たちの人生において、切り離せず、かけがえのないものだと言うことがわかりましたね。
環境を大切にすることで、水を大切にすると言うことは、
すなわち、私たち人間や、そのほかの生物にとっての生命線となり、
私たち自身を大切にすることに繋がるということが理解できました。
ここからさらに水や環境のことを知っていきましょう。
僕も頑張ります。
一緒に頑張りましょう٩( ‘ω’ )و